街中にある街路樹、癒しになって気分が安らぎますよね。
僕はよくカフェで朝ごはんを食べるんですけど、窓から見える街路樹を見てふと思いました。
「あれって何の意味があるんだろう?」
今回は街中に街路樹がある理由、街路樹にケヤキが多い理由を調べてみます。
街路樹にケヤキが多い理由
#ケヤキ【長野県実家周辺】2017.8.9 樹齢どのくらいなんだろう? ここは、いわゆる鎮守の森、というやつです。大人2~3人で抱え切れるかな?というくらいの太さ。高い場所から枝が落ちてくると危ないから、子供は遊んじゃ駄目な場所になってた。 pic.twitter.com/XR0oDqp3cX
— kaedeの山野草アルバム (@ria_sanyaso) November 4, 2019
街路樹には色々と種類がありますが、ケヤキは日本全国の中でも関東地方に多いみたいです。
なぜ関東地方に集中してケヤキが多いのかと言うと、江戸時代に繁栄した徳川幕府がケヤキの植栽を推奨したことによって関東地方に一気ケヤキが広がったのが理由です。
なぜ徳川幕府がケヤキを選んだのか理由はわかりませんが、ケヤキという木のいでたちや上品さなどから選ばれた可能性が高そうですよね。
ケヤキは成木になると高さが大体25mほどになると言われていますが、40m以上もの大木になるケヤキも中にはあるということなので立派に育ったら迫力は物凄いことになりそうですよね。
また、街路樹としてケヤキがある意味も気になったので調べてみたところ下記の理由から選ばれていることもわかりました。
- 厳しい環境下でも耐えることができる
- 季節の変化に柔軟に対応できる
- 夏は日差し、梅雨は雨避けになる
- 木に寄生する害虫などの生物に対して強い
- 景観が良くなる
ケヤキが植栽されている意味について、それぞれの理由をもう少し細かく紹介していきたいと思います。
厳しい環境でも耐性がある
ケヤキという木は数ある木の中でも強く、厳しい環境下にも耐えられる木とされています。
特に都内や人が沢山往来する街中では二酸化炭素や排気ガスなどの排出も自然と増えてくるのでそれに耐えられる木でないといけないですよね。
ケヤキはそういった厳しい環境下に耐えられる木として認識されているので街路樹として植栽されている意味があります。
確かに、植栽して数年、数十年で枯れてしまったら管理する側も大変ですよね。
その点、ケヤキは人の寿命である数十年、長寿の寿命である数百年、更に長い年月となる千年もの間生き続けると言われています。
僕たちが世の中に生を受けてから死ぬまで存在しているなんて、単純に考えてすごいと思います!
季節の変わり目に対応できる
ケヤキは長寿の木として紹介をしましたが、何も長生きするだけではありません。
厳しい環境下に耐えられるのはもちろん、様々な季節の気温変化にも耐えられることができるので街路樹として意味があります。
日本は春夏秋冬がある国なので、年に4回もの激しい気温変化に耐えなければいけませんよね。
ケヤキはそういった季節の細かい変化にもついていけるので植栽する意味があります。
こう考えると、本当に強い木だと思います。
日差しや雨避けになる
日本は季節の変化も激しいですが、夏はとにかく日差しが強かったり、梅雨の時期は毎日雨で憂鬱になってしまう日も多いですよね。
ケヤキが街路樹として存在している意味の中には、こういった日差しから人々を守ってくれる日傘のような意味も含まれています。
街中を歩いていて木々があると丁度良い日陰になって涼しいし、歩いているだけで爽快な気分になるのも、ケヤキが紫外線の強い直射日光から守ってくれているので快適に過ごすことができます。
また、梅雨などの憂鬱なシーズンはケヤキが雨避けの代わりになってくれるので街頭を歩く際はそこまで雨に打たれることなく移動することができます。
夏の日差しだけではなく雨までカバーしてくれるなんて、ケヤキに感謝ですよね!
害虫に対して強い
ケヤキは長寿の木として認識されていますが、いくら長寿の木といっても害虫などの生物に対して弱ければあっという間に木が食べられてしまって植栽されている意味が無くなってしまいます。
その点、ケヤキという木は害虫に対しての耐性があり街路樹として長く生き続けることができます。
害虫対策もしやすいのでケヤキが存在する意味があるんですね。
景観効果がある
一番間接的な効果になってしまいますが、ケヤキが植栽されている意味の中には景観向上の目的として植栽されているという意味もあります。
例えば、街頭を見てケヤキが綺麗に植栽されている状態と植栽されていない状態だと、明らかに前者の方が人間の心に対して癒しを与えてくれると思います。
中には、「植物があっても大して変わらないよ」と思う方もいるかもしれませんが自然と目に入ってくる緑は確実に心の疲れをとってくれると僕は感じています!
ケヤキがある意味は雨風を避けるだけではなく、こういった景観向上のために植栽されているという理由も本当に素晴らしくて素敵だと思います!
街路樹が街中にある意味は?
そもそも街路樹が街中にある意味としては、今回紹介したケヤキと同じ理由になります。
街路樹として使われる木は基本的にかなりの耐久があり長寿の木が植栽されることが多いので、街中で見かけるような木はどれもしっかりしたものがほとんどだと思います。
逆に、景観だけの目的で植えるような木はメンテナンスや植栽をし直さなければいけないので植栽する理由があまり無いですよね。
特に日本の夏は暑く、都市部などでは毎年熱中症になる方が多いのです。
こういった街路樹はヒートアイランドを抑えるためにも植栽されているので、これからも是非大切にして次の世代に受け継いでいきたいですよね。
終わりに
今まで気にしたことが無かった街路樹ですが、調べてみるとちゃんとした理由があって植栽されていることがわかったのでとてもスッキリしました。
いつもカフェから街路樹を見ていることが多いですが、自然と自分自身の癒しにもなっていたと思うと愛着が湧いてきます。
これからも街頭を歩く時は少し街路樹を意識して見ながら歩いていくのもまた1つ楽しみが増えるかなと感じたので外に出かけるのが楽しくなりました!
皆さんも、ちょっとだけ周りのことを意識してみるだけで面白い発見があるかもしれませんね。